オムロンは、LED光源を採用した環境負荷低減のUV―LED照射器「ZUVシリーズ」に、価格はそのままで同社従来品に比べ、照度を40%向上させた「UV―LED照射器ヘッドユニット形ZUV―H□□MCシリーズ」を発売した。オープン価格。
UV照射器は、UV(紫外線)光を照射し、UV硬化樹脂(接着剤)を硬化する機器。主に電子部品やデジタル家電などの製造工程で、光学部品や構造部材を接着する用途に使用される。
新製品は、照度が同社従来品比40%アップ。ピーク照度は業界最高クラスの1万3200mW/平方センチを実現。樹脂硬化に要する時間が短縮され生産性向上に貢献する。
LEDの寿命に影響を及ぼす温度上昇を抑えるため、ヘッドユニットに独自の放熱構造を採用。効率的に放熱することでLEDの長寿命化を図った。さらに、UV光を照射しない時に消灯する点灯制御により、LEDのさらなる長寿命化を実現、ランニングコストを低減する。
このほか、筐体をロングボディにすることで、さらに放熱効果を高めた超冷却ヘッドも用意。
レンズは、広範囲を一度に接着できるラインビームレンズ、照射対象物から離しても確実に接着できる拡散照射ヘッド、パワーを集約し高速接着を実現した超集光レンズなど幅広いレンズバリエーションを用意。様々なアプリケーションに対応する。