アピステ 完全ノンフロンでフィンレス/フィルタレス実現 制御盤用クーラーを発売

各種盤用クーラーメーカーのアピステ(大阪市北区堂島浜1―4―16、TEL06―6343―0515、小林敬二社長)は、完全ノンフロンでフィンレス、フィルタレスを実現した制御盤用クーラー「ENC―GRシリーズ」を好評発売中である。

ENC―GRシリーズは自然冷媒であるCO²冷媒コンプレッサを搭載して、ノンフロン化を実現した。ノンフロンなのため、フロン回収・破壊の処理作業やコストが発生しない。

さらに、従来の制御盤用クーラーは放熱をフィンとチューブ式の凝縮器で行うため、オイルミストや粉塵により目詰まりを起こし、冷却能力が低下する課題があった。

ENC―GRシリーズは、独自のフィンレス凝縮器を採用しており、同社の試験では、従来品と冷却能力がほとんど変わらないことが実証され、過酷な製造現場でも高い冷却能力を持続する。

また、従来品はフィルタとファンの目詰まりを防ぐため、定期的なメンテナンスが必要だったが、フィンレス、フィルタレスなので、フィルタの交換作業やフィン洗浄が不要となっており、メンテナンスフリーである。入力電圧は200~240Vのワイドレンジで、国内はもとより、アジア・欧州・北米で使用でき、電圧の相違による国別間での機種選定の煩わしさがなく、ワールドワイドな事業展開を行うユーザーの要望に応えるため、CEマーキング・ULを取得。中国CCCの取得も申請中。

そのほか、従来から培った制御盤冷却のノウハウを新型制御基板に搭載。従来機種の約3倍の自己診断機能や、凝縮温度異常・コンプレッサ高圧異常などの冷凍サイクルの常時監視機能など、多彩な自己診断機能により、確実・安全な制御盤冷却を行うことができる。側面取り付けタイプと天井取り付けタイプがある。

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