IDECは、兵庫県佐用郡作用町と3月に「佐用・IDECメガソーラー有限責任事業組合」を設立し、伝統的な木造建築構造の架台を採用した、5メガWクラスの太陽光発電所の建設と運営を進めているが、このほど町直営の太陽光発電所を同町上月地区に建設、売電を開始する。
今後、この建設技術を同町の申山残土処分地のメガソーラー建設にも生かす方針。
同発電所の事業主体は作用町で、設計と管理は特許・意匠を出願している、佐用・IDECメガソーラー有限責任事業組合が担当、施工はIDECのグループ会社のIDECシステムズ&コントロールズが担当した。
発電規模は、最大187・2kW、太陽光パネルの使用枚数は780枚。木材は、ひのき柱材として約600本を使用。
売電による収入は年間約700万円を予定、9月中に関西電力と送受電工事、連系工事を行い、売電を開始する。
佐用町は今回、エネルギーの安定供給と地球温暖化、再生可能エネルギー導入による循環型社会への貢献を図るため、太陽光発電所を建設することになった。