安川が足首アシスト歩行装置15年に製品化

安川電機は「足首アシスト歩行装置」を、芝浦工業大学、広島大学、スペース・バイオ・ラボラトリーズと共同開発した。

脳卒中などによる歩行障害に対する歩行改善および歩行能力の回復などに活用が期待される。今後、実用化・普及に向け改良を加え、2015年に製品化する予定。

足首アシスト歩行装置は、両足の足裏センサの情報を元に足首の底背屈動作をモータでアシストすることで、踵から接地させ、接地中には重心の前方移動を促し足が地面から離れる時には蹴り出しの力になる。

また、振り出し時には、背屈アシストにより腓腹筋(2つの関節をまたぐ二関節筋の1つ)を伸長させ、反射的に筋収縮が起きることで膝・股関節の動きを連動させ、スムーズな振り出しができるようにしている。

装置構成が簡易なため、装着・設定・調整に多くの時間が不要で、また、小型・密着型で服の中に装着でき、患者の動きを妨げることなく歩行リハビリができる。さらに、足首部を軽量化して患者負担を小さくしており、足首駆動部分とコントローラを分離して、小型扁平モータで直接足首を駆動する仕組みになっている。

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