安川電機は、生産の高速化や加工精度向上に対応した業界最速の統合マシンコントローラMP3200用CPUユニット「CPU―202」を発売した。半導体製造装置、ロボット、電子部品組立機、食品包装機、金属加工機向けなどに今年度約150台の販売を計画。
同社は一昨年、統合マシンコントローラMP2000シリーズの上位機種としてMP3200用CPUユニットCPU―201を発売したが、製造業ではより一層の生産コストダウンに向けて装置の高速化、加工精度や軌跡精度の向上に取り組んでいることから、今回、さらに高速・高精度・高機能モーションを実現したCPUユニットCPU―202を開発した。
新製品は、ラダープログラム演算性能をCPU201に比べ1・5倍に向上、同時にレジスタアクセスの高速化も図っている。
また、オープンネットワークMRCHATROLINK―Ⅲで通信周期125μ秒に対応しており、Σ―V―EX001サーボバックと組み合わせることで装置の加工精度、軌跡精度を大幅に向上させることが可能。