三菱電機は、10月1日からトルコ共和国に「トルコFAセンター」を設置し、日系製造業向けのFA製品のサービス業務を開始した。
これにより、トルコ国内でのサービス体制を強化し、2015年度の同国でのFAシステム事業の売り上げ30億円を目指す。
同社は、トルコで、13年6月から5拠点42人の体制でFAシステム事業を開始しているが、今回総合販売会社「三菱電機トルコ」内の部門とし
て、イスタンブールにFAセンターを開設したもの。
サービス人員は3人(日本人1人)で、対応言語は日本語、トルコ語、英語。
日系製造業向けFA製品(シーケンサー、インバータ、サーボ、表示器、NC)に関する修理、技術相談・システム提案、顧客のエンジニア育成のサポートをタイムリーに提供し、ユーザー満足度の向上を目指す。
トルコのFA市場は、欧州第3位の人口と高いGDP成長率を背景に、自動車・食品産業向けを中心に、年率10%以上の成長が見込まれており、今後の市場拡大に向けて日系製造業(自動車関連など)のトルコ進出も加速している。
同社のトルコでのFAサービスはこれまで、ポーランドの「欧州FAセンター」、およびトルコの現地代理店を通じて行ってきた。