日本配線資材工業会(髙橋信房会長)青年部会(岡野和宏部会長)はこのほど、「福島復興支援ツアー」を1泊2日の日程で実施した=写真。
復興支援ツアーには17人が参加、1日目は郡山市の企業で被災後、見事に復活した笹の川酒造、三菱電機コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場を視察した。
笹の川酒造は1765年創業の老舗。東北新幹線郡山駅から4キロメートル南に位置している。貯蔵タンクの傾きや煙突の受部落下、壁の一部崩落などの被害を受けたが、それ以上に風評被害が大きい。一行は、同社の放射能への安全対策などを聞き、あらためて安全を確認し合った。
また、三菱電機コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場は映像監視システム中核工場であるが、建屋が損壊。昨年、新工場棟が完成した。
工場見学では、太陽光発電システム、LED照明などを導入しCO²を年間約180トン削減した最新設備に関心を寄せた。
2日目は、いわき市の久之浜、大久地区の津波被災地を視察、仮設商店街に津波の恐ろしさと、復興の遅さに空しさを感じた。
一行は、震災など自然災害に対する備えの必要性を体感で思い知らされた。