富士通は、工場の生産ラインにおける作業員の動きをシミュレーションし、生産現場の改善をサポートするソフトウェア、「仮想工程計画・生産ラインシミュレータ
GP4」を好評発売中である。
GP4を導入することで、製造ラインにおける組み立て作業時間を40%短縮した実例が挙がっている。標準価格400万円から。
GP4は、生産準備段階で仮想の生産ラインを設定し、歩行や手の動作など作業員の基本的な動きを入力、最新の作業測定手法である「MOST」を活用することで、ムダのない作業員の動きや姿勢、最適な人員配置、作業に要する時間などをシミュレーションする。
具体的に、「人」「製品」「機械」のそれぞれの動きを数値化、評価・分析結果を考慮し、最適な生産ラインを決定する。
さらに「製品」の組み立て作業工程を検証する同社の3次元仮想検証シミュレータ「VPS」と連携させ活用することで、「製品」と「人」両方の観点から、最適な組み立て作業工程が評価・検証でき、ものづくりの生産性をさらに向上することができる。