安川電機は、太陽光発電用パワーコンディショナとして、中・大容量機種「Enewell―SOL」で100kW400Vに加え、同じ容量で200V級の機種をラインアップした。また、住宅用・産業用の屋外設置型で200V単相4・5kW/5・8kW機種の販売も開始した。100kW200V級は2013年度100台、屋外設置型は同8000台の販売を計画。
100kW200V級は、入力電圧DC250V~600Vと幅広い入力電圧範囲で運転可能で、しかも商用トランスによる絶縁方式とすることで、シリコン薄膜を含むあらゆるタイプの太陽電池に使用可能。
また、設計寿命20年のロングライフと、内部モジュール化によるメンテナンスの容易化を図っており、系統停電時の非常負荷運転用として自立運転機能も持っている。
一方、屋外設置型は同社独自のダイレクト電力変換技術により96%以上の高変換効率を実現しており、昇圧機能を併せた接続箱機能を本体に内蔵してマルチストリング対応となっている。
また、新・単独運転防止方式を採用し、連携協議の簡素化が可能で、耐環境性も屋外設置用としてIP65の保護性能を有し、塩害地域でも使える(オプション)。
さらに、入力電圧DC60V~450Vと広い入力電圧範囲で運転でき、騒音レベルも30デジベル以下に抑え、個人住宅で安心して使える。
そのほか、系統停電時の非常電源用として自立運転機能を搭載している。
なお、この製品は13年度グッドデザイン賞を受賞している。