デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、TEL06―6613―1101、安村義彦社長)は、12・1型のコンパクトサイズながら、高速処理が可能な産業用コンピュータ「PS4600シリーズ」を発売した。参考標準価格は42万1000円から。
従来、高速処理を必要とする画像検査などの装置には、15型以上の大型産業用コンピュータの性能が求められていた。
PS4600シリーズは、12・1型のコンパクトサイズ(表示エリア=横247ミリ×縦185・5ミリ)ながら、CPUにCoreTM
i3、ストレージ(記憶媒体)にCFast、USBポートにUSB3・0、拡張ポートにPCI
Express(x8)を搭載したハイスペックな産業用コンピュータ。
液晶、半導体、電池、LEDなどの生産現場において、大型産業用コンピュータ並みの性能を発揮する。
ベゼルありモデル(アルミニウムベゼルモデル)と、装置の操作盤に背面から取り付け可能なベゼルなしモデル(リアマウントモデル)を用意。
従来は、前面から取り付けするタイプが主流で、ベゼル部分が装置の表面から出ていたが、デザイン性を重視するニーズを受け、背面から取り付けする形状によりベゼルをなくした。
生産は受注生産方式(BTO)で、拡張スロット数、OS、CPU、記憶媒体の種類など、ユーザーのニーズに合った選択肢により受注生産を行う。各種の海外規格に対応する。