相原電機は、巻線の技術を応用した各種のリアクトルを開発し、高周波リアクトル/トランス、汎用インバータ用直流/交流リアクトルなどの販売を行っている。
同社の高周波リアクトルは、小型で省スペース、低損失、低騒音、低価格を実現し、電流特性に優れる。鉄心素材には、ファインメット、フェライト、アモルファス、スーパーコア、ケイ素鋼板、空芯などを用意し、ユーザーの要望に沿ったカスタマイズが可能である。
コイルは、近接効果、表皮効果、温度特性に合わせ、リッツ線、丸線、平各線、銅条を用意。
すでに、太陽光発電の変圧用途で採用が拡大しており、今後、UPS(無停電電源装置)や、バッテリーチャージャー、各種のコンバータ/インバータ、各種電源装置、さらにパワー半導体分野などへ向け、販売を拡大する。
一方、同社の汎用インバータ用直流リアクトルは、インバータの入力力率を改善し、高調波電流を阻止、コンデンサの焼損を防止する。同社は、汎用インバータ用交流リアクトルも販売しており、今後、ラインアップの拡充を図る。
(http://www.e-aiharadenki.co.jp)
スワロー電機は、中型単相/三相トランスにおいて、独自開発の成形ボビンを採用した新型トランスを好評発売中。
独自に開発した成形ボビンを採用することで、層間紙を入れずに完全整列巻線が可能となり、コイルのレヤー紙巻からレヤーレス巻きを実現した。これにより、導体熱が直接伝わり放熱効果が向上するとともに、大幅な小型・軽量化を実現した。
さらに、コイルの上下面の線輪間を完全に覆う形状で、ホコリやごみ、湿気などからコイルを守り絶縁不良の事故を防ぐ。
三相トランスのレヤーレス化は業界で初めてで同社では、UEW、PEW(丸線)を使用する製品は、特殊品を除きすべてボビン化した。
なお、同社はねじアップ式トランス端子台、同端子台を備えたトランスで特許を取得。高機能性が改めて実証された。同端子台の採用で、保護カバーやねじの取り外しや差し込みの必要がなく、作業時間は従来の約5分の1で終了する。
さらにLED表示付きトランスは、通電時にLEDが点灯し通電状態を通知し、好評を得ている。
(http://www.swallow.co.jp/)
標準トランス大手メーカーである豊澄電源機器は、グローバル対応のUL/IECトランス、耐雷トランス、ノイズ防止トランス、医療機器用トランスなど豊富にそろえ標準在庫による即納体制を敷いている。また、特殊仕様品や大型トランスの生産も行っている。
ノイズ防止トランスはNRシリーズとNTシリーズを用意。評価用デモ機を貸出し中であるが、優れたノイズ減衰力が認められ、受注が増加。
両シリーズは、必要な周波数帯域はそのままに、ノイズ部分のみを取り除くため、従来の静電シールド付きトランスと比べ、はるかに高いノイズ減衰力を実現。またコイル・鉄心間の耐電圧は3kV/1分間を確保。しかも電源ラインから浸入するノイズの防止だけでなく、ノイズの発生源となる負荷機器からの電源ラインへのノイズの浸入も防げる。RoHS対応。NRシリーズは容量100VA~1kVA、NTシリーズは容量2kVA~5kVAを用意。NTシリーズは端子台タイプ。
(http://www.toyozumi.co.jp)