ケル(髙橋和良社長)は、10月10日から山梨県市川三郷町に新山梨事業所=写真=を建設し、現在の山梨事業所(南アルプス市)の生産機能を移転した。
今までの山梨事業所は建設後30年以上が経過し老朽化していることから、今後の新製品開発や増産計画推進のために新たに建設した。
新山梨事業所は、敷地面積約2万7700平方メートル、延べ床面積5360平方メートル。
多品種少量生産に対応したフレキシブルラインと汎用生産ライン(ロボット化)を構築しながら、生産ラインの一部ではクリーンルーム化を含めた空調環境を整備している。
主要製造品目は、フローティングコネクタ、極細同軸ケーブル用コネクタ、ソケット製品、スイッチなど。
なお、今までの山梨事業所は「南アルプス事業所」に名称を変更し、部品加工部門(プレス、成形、めっき)をそのまま残しながら、機能強化を図っていく。