三菱電機は中国・北京市に、電力関連の販売・エンジニアリング・サービスを行う子会社「三菱電機電力機電装備」を9月18日設立し、今年12月から営業開始する。これにより、中国での電力事業関連の売り上げを2013年度の200億円から、17年度には300億円以上を目指す。
新会社は、同社の中国での販売会社である三菱電機機電(上海)の電力部門を母体に、中国地域統括会社である三菱電機(中国)が100%出資して設立。
資本金300万ドル。従業員50人。
中国の発電設備容量は、20年には北米を抜いて世界最大容量になると予測されている。
第12・13次5カ年計画の国家重点プロジェクトの一つとして、電力設備の強化に取り組んでおり、今後も引き続き高水準の需要が見込まれている。
新体制により、顧客提案力強化、第三国への輸出拡大も含めた中国協業パートナーとの連携強化、保守サービス網の強化、スマートグリッドなど新分野への参入促進などを図り、中国における電力事業を強化・拡大していく。
今後、新会社の支店を上海と広州に設立する予定。