「もっと楽しく、地域社会に役立つ」を実践するユニークなFA制御商社であるサンナイオートメーション(川崎市中原区新城中町16―14、TEL044―751―6361、内藤孝輔社長)は、長期滞在用防災マット「クイックナップ」=写真=を11月に発売する。かわさきビジネス・アイデアシーズ賞など7つの賞を受賞した折り紙つきのアイデア製品である。
同社は、東日本大震災などの被災者が避難場所で眠れずに過ごしていることから、防災用マット「クイックナップ」を考案した。破れてもマットの一部の空気が漏れるだけで使用に支障がないユニークさが評判になり、「かわさき起業家オーディション
ビジネス・アイデアシーズ市場」に応募。ベンチャーキャピタル、エンゼル、金融機関、事業パートナー、支援機関などから高い評価を受け、かわさきビジネス・アイデアシーズ賞、日本起業家協会賞、川崎商工会議所会頭賞など7つの賞を受賞した。その後改良を重ね、すでに地元で2000枚を販売しているほか、仕入れ先や取引先などから問い合わせが増えている。
クイックナップは、ナイロン・ポリエチレンを素材に5層構造にして強度を高めている。大きさは大人が十分に体を伸ばせる2200×700ミリ。注入口から付属のフットポンプで空気を入れるが、独立逆止弁で、1カ所に穴が開いても十分に機能を保つ。
販売は、1箱25個入り、ポンプ5台付きで4万5000円を予定。
配・分電盤を固定ボックスキャリー
ウェーバーテック
ウェーバーテック(名古屋市東区豊前町2―66、TEL052―936―6882、飯田康雄社長)は、配電盤・分電盤の固定や移動に便利なボックスキャリー「W―BC―1」を発売した。
新製品は、長さ1000×幅120×高さ80ミリの取付板で、ナットプレート、ボルトプレート、キャスターローラーがセットになっている。ボルトかナットで配・分電盤を固定、裏面のアジャスターをソケットレンチで留める。移動させるときは、アジャスターをソケットレンチで緩め、キャスターが動くのを確認して押すだけ。
固定重量は、最大400キログラム。盤取り付け可能ピッチは、奥行き100~540ミリ、幅200ミリ以上。
吉田専務に代表権
明治電機工業
【名古屋】明治電機工業(林正弘社長)は、吉田年章専務が代表取締役専務に就任した。代表取締役は林社長と合わせて2人体制となる。
安井善宏代表取締役会長が9月22日に逝去後、代表取締役が1人欠員となっていたため、吉田専務が代表権を持った。
吉田年章専務は、1973年7月明治電機工業入社、00年6月執行役員、01年7月常務執行役員、03年6月取締役常務執行役員、06年4月専務取締役。愛知県出身。60歳。