サンナイオートメーションは、地域密着型制御・システム技術商社として、工場だけでなく地域社会のソリューションビジネスを展開し、顧客から厚い信頼を得ている。自社開発の長期滞在用防災マットは、地域社会貢献の代表的な例で、自然災害常備品として今年、川崎市や日本起業家協会から7つの賞を受けるなど評価が高い。
同社は、社是に「メカトロメーションのコンサルタント」を掲げ、制御機器・電子機器販売のほかエンジニアリングと工事部門を備えている。
近年は、工場の省エネ・リニューアルのほか、地域の安全・防犯・ビジュアルサイン機器などのシステム設計から製作・設置まで行い「何でも気軽に相談でき、解決してもらえる」と評判を呼んでいる。
本社にLED照明やエアー搬送ファンなどを取り付け、事務所を節電ショールーム兼用にして、来客に節電効果を体感してもらっているが、省エネ補助金申請まで代行し感謝されている。
こうした地域密着のソリューション活動が、自然災害の被災者向け防災用マット「クイックナップ」の開発につながり、11月から発売する。「かわさき起業家オーディション
ビジネス・アイデアシーズ市場」に応募、最多の7つの賞を受賞して発売前から話題になっている。
FA分野で培ってきたノウハウを地域社会に転用し、地域の安心・安全・省エネのパートナーとしての役割も担ってきたことの証しである。
現在の主な取り扱い製品は、防爆機器、LED照明、安全機器、タッチパネル、小型PLC、モーター、センサー、セキュリティシステムなど。
(http://www.sannai.co.jp)
サンワテクノスは、国内23拠点、海外19拠点を持つエレクトロニクスとメカトロニクスの技術商社。「電機」「電子」「機械」の製品群であらゆる産業へソリューションを提供している。2016年3月期へ向けての第8次中期経営計画「JUMP1200」では、世界で活躍する真のグローバルカンパニーを目指し、新規事業創出と海外施策を強化している。
好調な太陽光発電システム用のパワーコンディショナ、および周辺機器の販売などの環境・エネルギー事業や、介護、医療、ロボットシステム、更にメンテナンスなども重点にして市場開拓を進めていく方針。また、商社としての新たな役割を生み出していきたいと、通信ネットワークを使用したマシンのネットワーク化(M2M)に具体的な提案を行う。例えば「Webインバータ」は、メーカーのインバータ高機能を起用したオリジナルソリューションとして独自の提案を進めている。
一方、国内のモノづくりの海外シフトに対応し8月にハノイ(ベトナム)に拠点を開設している。国際物流拠点として香港物流センターを10月に稼働させ、華南・ASEAN地区への配送日数がいままでの14日から1日へと一気に縮まった。
バンコク(タイ)では子会社のサンワテスコムと協業し、機械システム、制御盤製造の受注も増えている。顧客の近くでエンジニアリング力と部品調達力を生かし、技術商社として付加価値の高いサービスを提供していく。
なお、Webインバータは30日から東京ビッグサイトで開催の「ECO―MAnyfactur」で、安川電機のブースに出展している。
(http://www.sunwa.co.jp)
セフティデンキは、独創的な企画力でニーズをとらえ時流の一歩先を行く商品を、自社開発や発掘し通信・制御・電設・電材のフィールドへ提供して成長している。この優れた市場情報収集、目利き能力は同社独自の事業領域を築いており、新商材提供で商社の成長に貢献している。
同社は、セフティ「安全・安心」をキーワードに環境、省エネに関する独創性と企画力に一段と磨きをかけている。
「環境対応をプロデュース」を前面に、環境負荷を軽減したストレッチフィルムや梱包バンドなど梱包資材製品の販売を開始、さらに10月には塗装鋼板・アルミ板・合成樹脂の運搬や加工時の保護に最適な金属表面保護フィルムを発売した。
また、自社開発にも注力し、携帯型巻物取り出しアシスト回転盤「グル―グル」を発売している。チューブや電線のもつれ、ヨリに困っている現場のニーズを形にしたもので、商社が売りやすいアイデア商品である。
情報ネットワークの重要性を認識する同社は、コミュニケーション誌「SAFETY」を全国の商社、ユーザー、仕入れメーカー向けに発行している。
また、日本配線資材工業会の活動にも積極的に参画するなど、業界の発展にも目配りし、幅広い活動を特色にしている。
このほかの販売製品は、オリジナル品で好評のPLラベル、塩ビ含有率ゼロの難燃ecoチューブなどのほか、各種ケーブルアクセサリー、配線ダクト、チューブ、チューブプリンター、LED照明、DINレール・ダクトカッター、各種環境機器など多彩である。
(http://www.safety.co.jp)