イーエーオー・ジャパンは、スイスに本社を置くスイッチのグローバル企業。照光式押しボタンを中心に、キースイッチ、セレクタースイッチ、キーパッドなど豊富なラインアップを誇るが、中でも好評を得ているのがフラットパネルシリーズ。
照光式スイッチで長い歴史を誇る同社が、他社に先駆けて開発したシリーズで、パネル表面の高さを低く抑えることで、操作面をフラットな構造にしている。デザインも高級感あふれる感じから使用機器とマッチングし、ユーザーから好評を得ている。
また、フラット構造によって塵などの付着を防止でき、クリーンな環境を確保、ひっかかりなどによる誤操作の防止にもつながる。
構造もIP67、NEMA4と高いレベルの防塵・防滴の実現で、悪環境な用途でも高い信頼性を発揮する。
パネルカットサイズは、φ16、22・5、30ミリが完備し、電気的定格は42V、AC/DC50mA600V、AC10A。さらに海外規格も、UL、CSA、VDE、CEマークなどに対応している。
(http://www.eao.co.jp)
イートンは、パワーマネジメント分野の世界的なメーカーとして知られているが、イートングループであるムーラー電機は、10月から社名を「イートン・エレクトリック・ジャパン」に変更した。
幅広い配電制御機器をそろえている中で、電子モータスタータ「EMS」は、幅がわずか30ミリのユニットの中に、多彩な機能を凝縮している。
直入れ(DOL)と可逆(REV)の2つのタイプがあり、最大9A/AC―51(6・5A/AC53a)の開閉が1台で対応可能で、電子式接点とバイパス用有接点のハイブリッド構成で3000万回の長寿命。
さらに、ワイドレンジをカバーするモーター過負荷保護を内蔵し、IEC60947による相不平衡検知機能も追加した。また、IEC51508―1:SIL3をはじめ各種安全規格にも適合。
その他、取り付けスペースも直入れで最大30%、可逆で最大67%の取り付けスペース削減ができる。
(http://www.jpn-moeller.co.jp/)
センサーメーカーのエヌエーは、耐高温型フロートスイッチをはじめ、フロートスイッチ付きタンク、センサ分離型フロートスイッチなど新製品が好評である。
耐高温型フロートスイッチは、独自の耐熱設計・製造方法により、最大200℃仕様を実現している。
しかも、接液部分だけではなく、リード線側も最大200℃の雰囲気に耐えることができるため、高温環境下のフライヤー液量検知、高温洗浄機の残量検知、給茶器残量検知などに最適。
フロートスイッチ付きタンクは、5L、10L、20Lの3種類を用意。ユーザーは検知したい液量・液体を指定するだけで購入即搭載も可能。医療機器排液タンク、洗浄液タンク、石鹸水タンクなどに適している。
センサ分離型フロートスイッチは、液体タンクの外に設置した磁気近接スイッチで位置を検出する。液体タンク内にセンサ部がないため、装置から液体タンクを簡単に取り外しできる。また、タンク内面への液体付着や面付近の泡による誤動作もない。
(http://www.na-web.co.jp)
フットスイッチの総合メーカーで「オジデン」ブランドで知られる大阪自動電機は、フットスイッチのほか各種のテープスイッチ、マットスイッチ、センシングエッジなどの安全対策機器を幅広く事業展開している。
同社のフットスイッチは、多くの産業用機械・装置に採用されている。最近では、保護等級IEC60529/IP28相当で高い防水性能を持ち、医療電気機器の国際安全規格IEC60601―1に準拠した医療機器用フットスイッチをグローバル展開している。
優れた防水性能と耐荷重1350N/1分間という特徴を持つ。カスタマ対応しやすく、シールドケーブルなどの取り付けも可能である。
テープスイッチは、周囲を塩ビで被覆したスナップアクション式スイッチ。マットスイッチは長寿命・高信頼性のテープスイッチを内蔵したマット状スイッチで、立ち入り禁止エリアや各種機器の非常停止用途、防犯用など危険を未然に防止するスイッチとして幅広い分野に採用されている。
(http://www.ojiden.co.jp)
キムラ電機は、PV(太陽光発電)システム関連の新製品として、貫通形端子台TS―1813/1814形と、高電圧ヒューズ台F―05H/06H形を発売した。
上段、下段が貫通した貫通形端子台は、パワーコンディショナーなどの使用周囲温度マイナス40℃~プラス90℃に対応し、絶縁台に不飽和ポリエステル、端子カバーにポリカーボネート樹脂のUL94V―0の材料を採用しており、高い信頼性を確保している。
端子間ピッチは13ミリと21ミリで、極数は2~12P。定格絶縁電圧/電流は600V50Aと100A。
高電圧ヒューズ台は、PV関連機器の保護に最適で、定格絶縁電圧はDC450V、DC650V、DC1000V、定格通電電流は10Aと30Aに対応できることから、計測器、操作盤、配電盤などの回路保護用として使用できる。
取り付けは、単体とDINレールの両方が可能で、ヒューズ管の抜き差し用キャリアも完備している。
ヒューズはD52形、MF67NM形、HD2形に対応。
(http://www.kimden.co.jp)
電気接触関連機器トップメーカーのWashiON共立継器は、産業用太陽光発電ニーズに対応、HKT形DC1000V高耐圧端子台、BMS2X―2形直流手動開閉器、CS1―10A形ソーラーリレーなど太陽光関連機器を発売している。
新型のHKT形高耐圧端子台は、定格電圧DC/AC1000V、定格通電電流は30A~1000Aまでラインアップを充実している。十分な絶縁距離を確保しており、雷インパルス耐電圧12kVに対応。保護キャップも不要である。適合電線は5・5㎜²~325㎜²。使用周囲温度はマイナス25℃~プラス70℃。
BMS2X―2形直流手動開閉器は、定格絶縁電圧1000V、2極同時遮断形、レバー操作方式である。取り付けは定格通電電流は15A、定格遮断電流はDC1000V10A(R負荷)、DC750V15A(同)。
CS1―10A形ソーラーリレーは、太陽光発電設備の接続箱内の逆流防止ダイオードの損失を低減する。定格はDC750V10A。
(http://www.kyoritsu-keiki.co.jp)
コグネックスはFAセンサメーカーとして、画像処理システム、バーコードリーダを中心に品ぞろえしている。SCFでは、三菱電機とCC―Link協会のブースで、ネットワークの中での同社のマシンビジョンシステム製品との親和性をアピールする。
豊富にそろったビジョンシステムの中でも「In―Sight
EZ700シリーズ」は、小型なボディに画像処理機能を内蔵したオールインワンタイプ。レンズ、照明が組み込まれた一体構造に、オートフォーカスを搭載しており、画像処理の導入までの時間とコストを削減できる。
また、液体飛沫や粉塵などが舞う悪環境下でも使用できるIP67の保護構造となっている。機種は機能により4モデルあり、このうちエントリモデルは、低価格ながら48万画素の高解像度となっており、処理速度も従来品比150%と高速化を図っている。
さらに、三菱電機のQ/Fシリーズのシーケンサとの接続が簡単に行え、マシン応答速度の向上にも貢献する。
(http://www.cognex.co.jp)
ジェルシステムは、多拠点のエネルギー使用量を低価格で遠隔自動計測できるため遠隔監視制御システムJ―RM/REMOTEシリーズが好評である。改正省エネ法でエネルギー報告書提出など義務化された工場やビル、マンション、店舗、病院などで採用が進んでいる。
遠隔監視制御システムJ―RM/REMOTEシリーズは、全国拠点のエネルギーやセンサー状態を遠隔で自動計測し集計作業の大幅な低減を可能にする。拠点ごとの省エネ達成度の把握、比較が簡単にでき、また、特別のソフトウェアをインストールすることなく利用可能。携帯やインターネット環境があれば常に警報、データ確認ができ
る。
主な特徴は(1)遠隔からの電力・接点・絶縁などの計測と制御(2)MVNO遠隔通信ユニット搭載で安価な遠隔システムを実現(3)電子メールで通報(4)分析結果やデマンド制御オプションにより電気代の削減が可能(5)豊富な機能と拡張性などがある。
遠隔監視制御ユニットは、小型手のひらサイズで取り付けも簡単。
(http://www.jelsystem.co.jp)