シャープが微生物センサ

10分で自動計測

シャープは、空気中を浮遊する細菌やカビ菌など微生物の量を、約10分で自動計測する微生物センサ「BM―300C」を開発、販売を開始した。

食品や医薬品の製造現場では、空気中の微生物による汚染を防止するために、微生物量を継続的に測定する環境モニタリングが行われている。モニタリングは、シャーレに微生物を培養する培養法が採用されているが、熟練者の手作業なので数日から約1週間を要し、リアルタイムに正確な微生物量を把握することが困難な状況にある。

同センサは、計測するエリアの空気を吸引し検出対象の微生物を抽出するシステム。特定波長の光照射で微生物が蛍光発光する特性を利用し、微生物量をカウントする独自の蛍光検出法により、細菌やカビ菌などの微生物量を約10分で自動計測する。

連続計測にも対応し、微生物量の経時変化をモニタリングすることも可能である。

さらに、同センサを複数設置し、自動計測したデータをネットワークでパソコンに接続し一括管理する「多点一括計測」が可能。広い工場内でも、微生物量の経時変化が計測管理できる。微生物量に異常値が発生した際に、汚染源を迅速に特定するなど、きめ細かな環境モニタリングに貢献する。

計測データは、スマートフォンなどユーザ端末から、パソコンにアクセスすることで閲覧可能。外部から環境モニタリングの情報がタイムリーに把握でき、異常値発生時などリスク管理ができる。

サイズは、幅214ミリ×奥行き214ミリ×高さ194・5ミリ。重量は約3キログラム。

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