オリエンタルモーター(東京都台東区東上野4―8―1、TEL0120―925―410、倉石芳雄社長)は、クローズドステッピングモーターユニット高効率αSTEP
ARシリーズを搭載した電動スライダEASシリーズ、電動シリンダEACシリーズを発売した。各種製造装置、検査装置など向けに1年後2万4000台/年の販売を計画している。
自動機器設計では、ボールねじやベルト・プーリ、ラック・ピニオンなどの機構部品とモーターを組み合わせて使用するが、同社はこの設計業務の効率化、生産性向上を支援するため、モーターに機構部品を組み付けた電動アクチュエータを販売している。
今回の新製品電動スライダEASシリーズ、電動シリンダEACシリーズは、モーターに好評のクローズドステッピングモーターユニット高効率αSTEP
ARシリーズを使用した小型電動アクチュエータ。
両シリーズとも機構部とモーターがまっすぐに組み付けられているストレートタイプ、機構部にモーターを折り返して組み付けた折り返しタイプがそろっている。とくに、折り返しタイプは、同社初めてのラインアップで、独自のベルトテンション調整機構を採用し、非常にメンテナンス性に優れる。
このほかの特徴は(1)高負荷の高速運転、ショートストローク短時間位置決め、低速でも安定性能を発揮(2)スライダは小型・高精度・高剛性、シリンダは小型・軽量・高推力(3)省エネルギー、発熱低減、連続運転可能(4)折り返しタイプとストレートタイプが同価格(5)ドライバは、位置決め機能内蔵(FLEX対応製品)とパルス列入力タイプを用意。FLEX対応製品はI/O制御、Modbus(RTU)制御、FAネットワーク制御(同社製ネットワークコンバータ経由)に対応できる―など。