サンワテクノスは、「サンワテクニカルセミナー21」を、東京国際フォーラム会議室で11月22日開催し、70人が参加した=写真。開催に当たり同社の田中裕之常務は「日頃お世話になっている仕入れ先のエンジニアの方を講師に招き、話題のテーマで話していただいている。今回は2020年にCO2排出量3・8%削減を目指すことでCOP19で話題となっている環境にテーマを当てて開いた。ぜひ今後の参考にしていただきたい」とあいさつした。
セミナーは、「”環境あんどん”による工場の『診える化』と『最適化』ECO活動」と題し、オムロン綾部工場ECOファクトリープロジェクトの宇田英夫氏、「ゼロカーボンをめざして―清水建設新本社ものづくりへの挑戦」と題し、清水建設情報ソリューション事業部長斉藤浩氏がそれぞれ講師となって行った。
宇田氏は、同社綾部事業所・工場で導入している「環境あんどん」による省エネ活動を紹介し、工場各所のエネルギー状況がリアルタイムで表示でき、生産現場のすべての人が簡単に操作できる独自システムの活用例と効果がFA業界で有益な省エネ技術の導入に繋がることを強調した。
斉藤氏は、同社の新本社ビル建設に当たり、二酸化炭素排出量ゼロに向けての計算された外装、空調、照明、最先端インフラ(BEMS)の導入への取り組みを紹介し、最新の省エネ技術をアピールした。