【名古屋】オークマは、フレキシブルに加工できる広いストロークと直交3軸構成のインテリジェント複合加工機「MULTUS
Uシリーズ」=写真=を開発、受注を開始した。これらは、Y軸ストローク最大300ミリの広い加工範囲(同社従来機比1・3倍)と、下刃物台、対向主軸、長手展開などあらゆるニーズに応える17種類の多彩な仕様展開で、幅広いワークに対応できる。
クラス最大のY軸ストロークを、十分に生かせる高剛性コラム移動式構造を採用し、Y軸全域において高精度な強力加工を可能としている。加工能力はマシニングセンタ並みのミーリング毎分602立方センチ、旋削加工5・0平方ミリ(同社従来機比1・7倍)を実現。
また、サーモフレンドリーコンセプトの採用により室温変化8度Cで寸法変化10ミクロン以下と、長時間にわたって安定した加工精度を維持する。
その他、工具準備から生爪加工、原点設定まで、加工準備に必要な一連の作業の「かんたん操作」を実現する複合加工機用制御装置「OSP―P300S」、衝突防止機能「アンチクラッシュシステム」を備え、加工性能と使いやすさを両立している。
特別仕様として、見たいもの、やりたいことが1つの作業画面で完結する大型の19インチモニタも用意している。