磁気センサー大手のマコメ研究所(長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10800―11、TEL0265―79―8154、沖村文彦社長)は、原点不要で絶対位置が読み取れるリニアエンコーダ「アブソリュートスケールSA―200」を発売した。
新製品は、リニアエンコーダのラインアップとして、磁気式のアブソリュートスケールSA―200を発売したもので、最大約2メートルの測長が可能である。
RS422シリアル通信よりTELTEL0・01の高分解能で絶対位置を読み取れ、さらに、任意位置を原点に設定できる。
検出ヘッドSAE―200と磁気スケールSAS―200は、完全に分離され摺動部がないため、様々な液体やホコリなどの悪環境下でも性能が安定して発揮でき、長寿命でメンテナンスフリーである。
形状も高さ20×幅65×奥行き25ミリ、質量約110グラムと、同社従来製品に比べ大幅に小型軽量を実現している。保護構造IP67に適合。RoHS指令対応。
主な仕様は次の通り。
▽電源電圧=DC10V~28V▽分解能=TELTEL0・01ミリ▽スケール長=200~2000ミリ▽検出距離=0・3~1・8ミリ▽繰り返し精度=TELTEL0・01ミリ▽応答速度=300メートル/分。