タキゲン製造(東京都品川区西五反田1―24―4、TEL0800―222―2004、瀧源愛子社長)は、国内市場では医療分野に再度注力、海外はアジア地域を開拓し売り上げ増加につなげる方針である。
産業用・工業用金物の大手メーカーである同社は、2010年から農業・施設園芸パーツ、太陽光発電など再生可能エネルギー金具を発売し新規市場に進出、順調に売り上げを伸ばしている。そのため、次のステップとして再度、医療分野を注視し新製品を投入していく。
現在、健康・病院設備・医療設備向けに、抗菌取手、抗菌密閉用カラーハンドル、クリーンヒンジ、シリコーン防塵ゴムなどを発売しているが、さらに抗菌性、光沢性、デザイン性を加味した多様な新製品を開発する。
また、海外市場に対しては、02年に韓国タキゲン、07年に上海タキゲンを設立しているが、12年に海外事業部を設置し、アジア市場の開拓に本腰を入れてきた。今年6月にはタイタキゲンを設立、製品やアセンブリー生産を行う一方、現地販売にも取り組んでいる。アジアでは日系製造業への販売攻勢で中国をはじめ各国で売り上げ増加を図る。