米・ジョンソンコントロールズ社と、日立製作所および日立アプライアンスは、空調システム事業の合弁会社設立で覚書を交わした。
ジョンソンコントロールズが、日本国内における販売・サービス部門およびその他一部の資産を除く日立アプライアンスのグローバル空調システム事業の株式の60%を取得する。
今後、3社は詳細を協議し、2014年中に合弁会社の設立を目指す。
設立の合弁会社は、ジョンソンコントロールズのワールドワイドの販売網と日立の先進技術を結合することで、ビル用マルチエアコンやインバーター空調機器などの主要製品を業務用および家庭用の空調市場に提供していく。
ジョンソンコントロールズは現在のビル設備とサービスに関連するビジネスの売り上げ規模150億ドルに加え、今回合弁で業務用空調分野では世界一となる見込み。
ジョンソンコントロールズは、HVAC(暖房・換気・空調)、ビル制御、冷凍機器、セキュリティシステムを手掛け、ビルディングシステムズ部門では、世界150カ国以上に約700拠点のオフィスを構え、100万を超える顧客にエネルギー効率向上と運用コスト低減を実現するソリューションを提供している。
一方、日立アプライアンスは、インバーター家庭用ルームエアコンから、ビル用マルチエアコン、業務用、産業用空調システムまで高品質、高効率、高信頼の空調ソリューションをグローバルに提供している。