無線機器大手のアイコムは、同時通話に対応した特定小電力トランシーバー「IC―5010」を12月下旬から発売する。価格はオープンで、年間販売目標は3000台。
新製品は、同時に話す・聞くことができる防塵・防水タイプの特定小電力トランシーバー。同時通話機能により、クレーン操作やイベントの進行など、シビアな作業現場での連携連絡に最適で、作業効率の向上やスムーズな業務進行をサポートする。幅58ミリ×高さ82ミリ×奥行き21ミリ、約140グラムとコンパクトで軽量。防水機能だけでなく、防塵機能(IP67)も備えており、天候や粉塵を気にせず使用できる。
操作はシンプルで簡単。通話の秘匿性を高める秘話機能や、使用者の声量や周囲の環境に合わせ、マイク感度を5段階に設定できるマイクゲイン調整機能、音声の圧縮・伸長によりノイズを抑え、音声の明瞭度を上げるコンパンダ機能など、多彩な機能を搭載している。
また、従来機種である防水機能付きの特定小電力トランシーバー「IC―4855」と通話互換性を確保している。