レベルスイッチおよび液面計メーカーの山本電機工業(大阪市淀川区新北野2―7―6、TEL06―6303―7331、山本康正社長)は、小型タンクのレベル検出に最適な小型ペンシル液面センサ「YAL―G1型」を発売した。
一般的に静電容量式のセンサは、複数台を接近させて使用する時、電極間同士の周波数同調による誤検出などが発生するが、同社の小型ペンシル液面センサは、独自の検出回路設計により、センサ間の相互干渉を解消。複数台のセンサを接近させても使用できる。
製品構成は、センサ部をペンシルタイプ状に小型化。アンプ部は分離型でケースの中にアンプユニットと端子台が収められている。数リットル程度の小型タンクにも使用可能で、過酷な環境下でも的確に検出を行う。
本質安全防爆構造(ExiaⅡCT6)に対応するほか、中国防爆(NEPSI)、韓国防爆(KOSHA・KCsマーク)の認証を取得、防爆必要区域で使用できる。
幅広いフリー電源(AC/DC20~250V)に対応するほか、電極部の付着キャンセルや、波立ちなどに対応するディレイ設定、フェイルセーフ機能など豊富な機能を搭載している。標準品のセンサ部の検出許容温度は80度だが、高温環境下でレベル検知を行う高温仕様も用意。各種のカスタマイズにも対応する。
用途は、液体のレベル検出や液体の空検出、数リットル程度の小型タンク、小型装置のレベル検出、防爆必要区域での使用など。