デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、TEL06―6613―1101、安村義彦社長)は来期(2014年12月期)、HMIセントリックの推進と新しいインターフェイスを積極的に提案し、新市場の創造と拡大を目指す。その第一弾として、FAとITの両分野で使用できるハードウェア製品を投入する計画だ。同社は1988年世界で初めてプログラマブル表示器を開発し、FA分野において配線工数削減や生産現場のネットワーク化などを推進し、13年5月には、世界累計販売台数が300万台を突破した。
ここ数年はソフトウェアの開発・販売にも注力しており、特に今年はGP4000シリーズ用ソフトウェアが昨年の2倍近い伸びを示すとともに、新製品の遠隔監視ソフトウェア「Remete
HMI」が好調に推移している。Remote
HMIは、スマートフォンやタブレット上で製造現場のPD画面が確認でき、監視・操作が行えることから、国内はもとより、欧米、さらにはロシア、東欧などでも採用が増えている。
さらに、φ22ミリ丸穴に簡単に取り付けることができる、表示器付きコントローラ「LT4000M」や、操作盤にフルフラットに取り付けられるPD「GP4000リアマウントモデル」、コンパクトサイズのPCで、画像検査などの高速処理を可能にした「PS4600」も好評。
また、プログラムレスによるPDの機能強化や、指紋認証ユニットといった新しい提案も好評で、同社が目指す基本方針である「HMIセントリックの推進」、「新しいインターフェイスの積極提案」が着実に成果を挙げている。
来期は、こうした基本方針の延長線上として、FAとITの両分野で使用できる画期的な製品を発売予定で、人と機械を仲介するベストなインターフェイスとして提供していく。