センサー・アクチュエータレベルのフィールドバスのシステム変更などで工事者の手を煩わせる配線接続作業を容易にするインタフェースが登場した。取り付け穴を半分にし、しかも制御盤外でI/O増設が行えるという製品である。
大手センサーメーカー、Balluff(ドイツ)の日本法人バルーフ(東京都文京区白山1―13―7、TEL03―3830―0520、吉田憲司社長)が日本で販売しているCC―Link対応のネットワークインタフェースBNI
CCLシリーズである。
この製品は、センサーやアクチュエータの接続を全て制御盤の外で行え、制御盤の省スペース化を可能にする。
しかも、工事者の便利さを図るため、設置は大きな2つの取り付け穴にしている。従来は4つの穴にドライバーで取り付けていたが、その作業が半分で済む。
また、センサーやアクチュエータの動作を瞬時に確認できるよう、各チャンネルに高輝度LEDを搭載している。
それだけでなく、全てのチャンネルはショートや過電流などの自己診断機能を備え、即時故障解析を可能にしている。
現在注目されているIO―Linkで、モジュールを3線のセンサーケーブルで接続できるのも特色となっている。
EU市場で好評のこの製品は、日本でもフィールドバスのインターフェースに新風を送るものと見られる。
(http://www.balluff.jp)