エム・システム技研 京都商品センター 本格運用を開始

エム・システム技研(大阪市西成区南津守5―2―55、TEL06―6659―8203、宮道三郎社長)は、主力製品供給体制の恒久的な安定化を図るため、京都商品センター=写真=(京都府木津川市州見台8―2―4)を昨年10月に開設、本格運用を開始した。

同センターは、大規模災害時における製品供給の影響を最小限にとどめ、企業としての社会的責任を果たすために開設した。リスク分散や設備の複線化、生産能力増強を中心に、中核である製造部門の継続と早期復旧を目的としており、浸水対策や耐震対策、さらに物流面でのBCP強化に取り組んでいる。

敷地面積61万7391平方メートル、建物延べ床面積42万1700平方メートル。鉄骨造り地上3階建てで、1階は接客デモンストレーション、研究開発実証エリア、試作製造ライン、2階は研究開発エリア、部品倉庫、3階は研究開発エリア、事務所、食堂などの厚生施設となっている。ビルディングオートメーション機器による中央監視自動制御実証試験設備や、変種変量生産設備などの表面実装設備などの主要施設を備えている。

加えて、有事に従業員の安全を確保し生産体制を維持するため、ガスエンジンによる発電と同時に、廃熱をセントラル空調に利用したガスコージェネレーションシステムや、高効率の太陽電池(約15〓h)による太陽光発電施設、さらに外部から電源供給が停止しても、コンセント電源維持や冷暖房・照明の継続が可能な停電シェルターエリアも設けている。

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