当社は2011年から「時代に合った産業用コンピュータと、カスタマイズ力で産業界の活性化に貢献する」を企業理念とし事業を本格化して以来、お陰様で多くのお客様からご支援をいただき、毎年業績を伸長させることができた。
2013年7月期売り上げも前期比で50%増加した。2014年7月期は37%増加が目標だが、受注は50%アップで推移しており、目標は達成できる見込み。利益面は対ドル平均レートが前年比20%円安で推移しているため減益見通しである。
現在、産業用コンピュータ事業モデルを構築、組み立て・OS・検査各工程のサプライチェーンを確立した。今年度は特に、FA、M2M、ビルオートメーション向けの産業用PCハードウェアプラットフォームのシステムインテグレーションに特化した事業展開に注力した。
今年は、FA分野継続と医療分野の拡大を図る。円安を受け、自動車産業を中心に、設備更新投資は堅調に推移するであろう。医療機器市場においては、13年に過去最大の約2・4兆円の市場規模となった。今後も医療費の安定伸長が見込まれることと、日本再興戦略の重点推進項目に含まれたことで、さらにイノベーションが進むと予測する。
今年は、FA分野の情報発信拠点として、愛知県豊田市の先端技術産業振興プラザ内に、近く展示スペースを兼ねた事務所を設置し、中部地区のサポート体制の強化を図る。
医療分野においては、国家、日本再興戦略の影響で各医療現場でPACS(医療用画像管理システム)や、医療情報システムの導入が加速することを見込み、いち早く台湾Asusグループの医用コンピュータ専業メーカー、Onyx
Healthcare社の総代理店権を獲得した。医療用画像システム専門システムインテグレータと共同で統合モニターシステムを開発し販売を開始、医療分野に本格参入する。