オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、透明・金属ワークに対し高精度な輪郭抽出と異物検出を可能にした、センシングバックライト照明「OPFシリーズ」を2月から発売する。
OPFシリーズは、狭指向角タイプ(標準価格3万2000~5万2000円)と、拡散タイプ(2万9000~4万8000円)をラインアップ、対象物に合わせ指向角を選択することができる。
業界で初めて、独自のプリズムシートを搭載した狭指向角タイプは、狭指向角(半値角〓〓17度)の光を照射することで余計な反射光を防ぎ、周囲に広がる光を前方に集光することで、従来製品比4倍の輝度を実現している。
くっきりとしたシルエットを映し出し、従来、難しかった透明ワークや、映り込みが発生する金属ワークの鮮明な輪郭抽出が可能である。さらに、LCフィルムを装着しなくても指向角の狭い照射が実現できるので、同フィルムによる輝度低下が回避できる。
拡散タイプは、従来製品比2・5倍の明るさと高均一性を両立。散乱ワークを透過しやすく、異物の影を浮かび上がらせ、不織布や白濁樹脂など光を拡散するワークの異物検出に有効である。