謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は当工業会に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。おかげさまで本工業会も昨年の10月を持ちまして発足以来13年目を迎えることができました。これもひとえに関係業界ならびに団体の皆様方の温かいご支援とご理解の賜物であり、深く感謝いたしております。
さて、最近の国内景気につきましては、緊急経済対策の本格化により公共投資が引き続き景気を押し上げる方向に作用しており、企業収益の改善を背景とした設備投資も増勢に向かう見通しであります。さらに今年4月の消費税率引き上げにおきましては、直前の駆け込み需要が予想されますが、一連の景気対策効果が需要の反動減を緩和する作用をもたらすとともに、雇用環境、輸出環境の改善により、当面は緩やかな景気回復が見込まれるところであります。
このような経済情勢の中で、当工業会におきましては、常に電設業界およびFA業界の市場の要求・環境の変化に応えるべく、「省資源、省施工、省エネルギー、長寿命、安全・安心」などをキーワードとして捉え、それを実現するための標準化や規格化の推進、PR活動や啓蒙活動を関係団体と連携しながら、キャビネット製造業および関連産業の健全な発展を図っていく所存であります。
昨年はJECA
FAIR
2013(電設工業展)東京会場に出展して、多くの方に当工業会の活動を知っていただきました。今年は広報事業として、関係業界ならびに団体への技術資料の配付や活動内容の説明を通じてPRを計画的に進めていきます。加えて、今後とも会員拡大に積極的に取り組み、技術の向上・標準化に努めたいと考えています。
結びに、今後とも皆様には一層のご指導、ご鞭撻を賜ることをお願い申し上げますとともに、この一年のご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。