オムロンは、好評発売中のスマートレーザセンサ「E3NC―Lシリーズ」に、透過率の高いワークも安定検出する、回帰反射タイプのセンサヘッド「形E3NC―LH03」(標準価格2万500~2万4500円)、反射板「形E39―R21/22/RS10/RS11」(1000~3750円)、レンズアタッチメント「形E39―P51」(4000円)を追加発売した。E3NC―Lシリーズは、長距離検出と数メートル離れた場所でもレーザスポットの確認が容易で好評を得ている。新製品の回帰反射タイプは、光沢物体を安定して検出するMSR機能に加え、高周波重畳方式を採用。
投光量に比べ受光量が大幅に減衰する波長により安定した検出を実現。透過率の高いワークも安定検出し、透明フィルムから液晶パネル用ガラスまで検出が可能である。
センサヘッドに専用のレンズアタッチメント「形E39―P51」(別売)を取り付けることで、レーザビームの形状をスポットからラインに変更が可能。ビーム幅に広がりができ、より安定したワークの有無判別を行うとともに、これまで検出が困難だった粉体や液体の噴霧検出も可能になる。
センサヘッドに接続して使用するアンプユニット「形E3NC―LA□□」のDPC機能により、反射板やセンサヘッドがホコリや水などで汚れても、自動的に表示受光量を補正し長期の安定検出を実現。これにより、「チョコ停」の防止やメンテナンス工数の削減に貢献する。さらに、センサヘッドと反射板は保護構造IP67を実現、様々なアプリケーションに対応する。