当社は、豊富な技術スタッフを擁する技術商社として、FAシステム事業、半導体デバイス事業、施設事業、情報通信事業、ソリューション事業、MS(マニュファクチャリング・システム)事業の6つの専門事業と海外事業を軸に展開している。さらに技術部門を加え、それぞれ専門分野の深い知識と経験を連携させ、顧客の様々な要望に応える最適なトータルソリューションを提供している。
現在、2015年3月期を見据えた中長期ビジョン「GT21」に基づき、中国を含むアジア市場のビジネス拡充、成長市場への参入と顧客ニーズに即したビジネス展開、さらに、立花グループの総合力発揮と連結シナジーの強化を推進している。
アジア市場のビジネス拡充では、昨年4月にマレーシアに半導体デバイス事業の営業所を開設。今年4月にはインドネシアに事業拠点を開設する計画で、今後も中国・ASEAN地域での販売網強化と需要開拓を推進する。
グループのシナジー効果では、子会社である大電社の業績が順調に推移している。また、資本業務提携した高木商会や、新たに設立した半導体製品の販売と電子部品のコンポーネントを製作する立花デバイスコンポーネントが好調に推移しており、シナジー効果が顕著に表れている。今後もグループ経営を拡大していきたい。
さらに、ものづくりサービスの提供を深化させるため、昨年立ち上げたMS事業部は、電子機器、金属加工の受託生産がビジネスとして成長しており、今後も注力したい。これに加え「省エネ・環境・安全・効率性」の複合ニーズに対応するソリューションビジネスの強化も図っている。