昨年はアベノミクス効果、北米の景気高揚もあり、当社業績も堅調に推移した。
今年は中期5カ年計画の4年目にあたり、より一層、新規商材の開拓、グローバル戦略などの推進に力を注ぐ。
春には消費税のアップがあり、少なからず影響はあると思うが、全般的には景気も昨年以上に上向くと期待している。
当社の取り扱い事業分野では、自動車・厨房民生機器・工作機械などがともに堅調と見ている。
今年の方針としては、(1)「足元」の総点検の実施(変化のスピードに対応する意味でも会社・部署・個人の足元の地固めをし、商社機能を明確化する)(2)「イノベーション」の創造(突き詰めれば「人」が生み出すものであり、当社が取り扱う商品にとどまらず幅広い分野での変化に対応し、継続的にイノベーションを生み出し、新ビジネスに挑戦する)(3)チャイナプラス1としてグローバル化に対応、海外比率を高める(4)スキルを磨くことによる人材育成の充実―を掲げている。
新規ビジネスの中には、充電器、燃料電池、スマートメーターなどが含まれるが、これらの部材関連を幅広く手掛けたい。また、車載関連・HEMS関連の商材にも力を入れる。
海外は中国・上海の子会社が設立4年目となり、堅調に推移しているが、チャイナプラス1として、親会社の岡谷鋼機の拠点があるタイ、インドネシアにも注目している。営業マンの日本からの出張と合わせて、営業拠点を効率よく活用していく。
また、中国からは輸入する製品の品種を増やしており、これらも含めて海外比率を売り上げの20%まで高めたい。