ここ数年、FA・制御を取り巻く環境は厳しい状況で推移していたが、昨年秋頃から受注が増えはじめ、景気回復が実感として感じられるようになってきた。東京オリンピックの開催も決まり、ムード的にも、実需の面でも今後は右肩上がりの状況が生まれてくることを期待している。
FA商材では、パナソニックデバイスSUNXのレーザーマーカーが印字に加え、レーザー加工のアプリケーションも増え、新しい顧客開拓につながってきている。また、搬送系や画像検査装置なども一体で必要になってくることが多く、付加価値販売にもつながってくる。
ロボットでも、パナソニックのパラレルリンクロボットも加わってきており、従来の三菱電機、ファナックなどと合わせて、新商材として拡販に取り組みたい。ロボットはFA以外にも用途拡大が見込まれており、期待できる。
さらに、省エネやエコ関連の市場開拓を目的に特機営業部を設け、東京という立地を生かしながら、都内のビルや店舗、住宅などへのアプローチを継続している。すでに大手電機メーカー向けに人感センサーなどを利用したシステムが決定するなど、成果が出てきている。
一方、秋葉原の特徴として同業者間の取引も多いが、原点に返りながら再度、力を入れるとともに、秋葉原以外の営業所でもこうした協力体制を強めていければと考えている。現在3人の女性を秋葉原の営業担当として配置しているが、女性ならではのきめ細かな対応と、クイックレスポンスで好評を得ているので、今後も継続していきたい。今年1年間、明るい気持ちを持ちながら経営に取り組んでいきたい。