今年の景気は、昨年より良くなる。1月から半導体絡みでまとまった注文が入るなど動きが出てきた感じがする。消費税引き上げもBtoBビジネスではあまり影響を受けない。日本の製造業のリニューアル案件が必ず出てくると予想している。
現在、製造業は円安による為替差益で潤っているが、実態は生産量が増えておらず、国内も輸出も量的拡大をあまり望めない。
その中で製造業が生き残るには、設備を増やすのではなく老朽化した設備を更新し、精度と生産性を高める以外にないと思っている。パーツからシステム設計、制作・据付、設備診断・メンテナンスまで行う当社にとっては大きな追い風である。
そのことを前提に、2014年度は取り組み、売り上げを15%増やす計画である。
そのため、「コト」を売る発想で事業を展開する。そして、自分たちで努力した分の成果は、お客様に、その見返りとしていただく営業をしていく。
型番商売は年々競争が激しくなっているなかで、当社はお客様の手間が省けるなどの価値をプラスして販売する。また、本業から外れない範囲で商いを広げることにも取り組む。
今まではお客様の特定の部署のみに展開してきたが、他部署も訪問し、会社と会社のつながりを深めたい。その中で多くの情報が得られれば、提案先も生産技術や資材購買だけでなく総務など拡充する。その商材として、かわさきビジネスオーディションで受賞したのに続き、今年1月に「川崎ものづくりブランド」に認定された独自開発の防災備蓄用「クイックナップ」を使っていきたい。