工場やビルなどの情報化や省エネ化などへの取り組みが加速していることで、当社の得意とするLAN関連の売り上げも堅調に推移、2013年12月期は27%増加した。
現在のビルや工場はIT化やFA化により、情報通信システムは必須となっているが、このシステム構築で、OA、BA、FAのすべてに対してコンサルティングから設計、工事に至るまで当社は一貫して対応できるノウハウと体制が整っている。
特に工場では、工作機械などの生産性を上げるためのネットワーク化投資を強化しており、EtherCATやCC―Linkなどのオープンネットワークを採用していく中で、ケーブルやコネクタのハーネス、及び敷設などに絡んでの仕事が増加している。
円安で、ものづくりの国内回帰の動きも出てきており、自動化での生産性向上投資は継続して行われると見られるため、今期も20%増の売り上げを計画している。
一方、工場の海外シフト傾向が強まる中で、タイでの販売活動も徐々に軌道に乗ってきた。タイへの工場立地が増える中で、日本製の盤用機器を求めるニーズは非常に高いが、営業的な難しさも多い。タイでの過去6年間の経験を生かしながら、タイを中心に東南アジアで今年は売り上げを10倍ぐらいに増やしたいと考えている。
また、通信販売を行っている会社、ネットシステムも、扱い製品の拡充と、国を超えたグローバルな販売ネットワークにより、顧客層が広がり軌道に乗ってきている。今期は通信販売の売り上げを5倍ぐらいに伸ばしたい。
今年は、昨年から準備してきたことが結実する飛躍の年にしていく。