横河電機の子会社、韓国横河電機は、ウルグアイの国営電力公社(UTE)が建設するプンタ・デル・ティグレ複合火力発電所向け制御システムを、韓国の大手エンジニアリング会社の現代建設から受注した。この発電所は、ウルグアイで初めてのガスタービン発電と蒸気タービン発電を組み合わせた複合発電(コンバインドサイクル)方式。
発電容量は52万kWで、完全稼働は2015年6月の予定。
横河はこの発電所に、ガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンを統括して発電所全体の監視・制御を行う統合生産制御システム「CENTUM VP」、プラント情報管理システム「Exaquantum(エグザカンタム)」、差圧・圧力伝送器「DPharp EJA/EJX」(ディーピーハープイージェーエー/イージェーエックス)を納入し、エンジニアリング、機器据付け、試運転や、オペレータトレーニングも担当する。
コンバインドサイクル発電は、ガスタービン、蒸気タービン単独の発電に比べ発電効率が高く、温室効果ガスの排出も少ない。加えて、石炭火力発電所のような大規模な設備が不要で短期間かつ低コストでの建設が可能。