オータックスは、ディップスイッチの大手メーカーとして、中国、マレーシアなど世界4拠点で月産1300万個体制を確立している。
現在、操作方式でスライド・ピアノ・ロータリー・ロッカーの各方式を、さらにフルピッチ、ハーフピッチ、シングルインラインタイプのSIPスイッチ、抵抗あるいはダイオードを内蔵した複合タイプなど、1000品種以上の豊富な品ぞろえとなっている。
ハーフピッチタイプのKHSシリーズは、1994年の発売以来20年の販売実績を誇り、高密度実装を要求される多くのユーザーで採用されている。また、KHSシリーズと同外形、性能を有するハロゲンフリータイプKHWシリーズもラインアップし環境への配慮も行っている。
一方、従来タイプのKSシリーズと同形状、同性能を有するエコノミータイプのKAシリーズは、ナイフエッジハイプレッシャー接触方式で安定した接触を確保している。操作方式はスライドとピアノタイプ、端子形状はスルーホールとSMTタイプが完備。そのほか、インバータなどの産業用機器をターゲットとした1極のジャンパスイッチKJシリーズも、さらなる市場の拡大を目指している。
(http://www.otax.co.jp)