フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―471―0093、青木良行社長)は、今年度の重点取り組みとして、プッシュイン端子台の拡販と住宅のHEMSや地域のCEMS、商用ビルのBEMS、工場などのFEMSに関連したエネルギー活用の効率化につながるオートメーション機器、それにPV(太陽光)発電周辺機器を掲げている。
このうち、エネルギー効率化機器とPV発電は共通する部分が多く、内需拡大にもつながるものとして浸透を進めている。
PV関連では、PVパネルのストリング電流を監視する「SOLARCHECK」をはじめ、直流電源用サージ保護機器、パネルや配線の接続システムなど総合メーカーとしての品ぞろえを行っているが、これらを部品ごとの販売だけでなく一気通貫のトータルソリューションとしての提案活動を強めている。例えばPV発電用ストリング接続ボックスに、ストリング監視装置やサージ保護機器、接続コネクタなどを一式収納した形で提案することで、信頼性の高いシステムをユーザに分かりやすく提案できることにつながる。
同社では2月26日から開催の「スマートグリッドEXPO」の会場でこれらのPV発電用ストリング接続ボックスを展示し、ソリューションの一端を披露する。
また、同会場では注力しているプッシュインテクノロジを採用した大電流プリント基板用端子台、パネル貫通式端子台、プリント基板用端子台・コネクタ、電子機器ハウジング、プッシュイン式端子台で設計したモデル制御盤も展示し、アピールする。