防爆機器メーカーのGMIジャパン(東京都品川区東五反田4―7―25、TEL03―5422―6683、田中健一社長)は、英・エクストロニクス社の本質安全防爆仕様のデジタルカメラ「ⅰCAM501
Ultra」が、産業安全技術協会(TIIS)の国内防爆検定を取得したことから、日本での本格販売を開始した。
防爆検定合格番号はTC20568号(Ex
ib ⅡC T4、第1類及び第2類危険箇所)。同社では、デジタルカメラで国内の本質安全防爆検定品は他にないことから、今後拡販に注力していく。
デジタルカメラの容器は静電気対策を施した射出成型プラスチック製で、堅牢、かつ保護等級IP65の構造を持ち、過酷な環境で使用できる。
形状もスリム(132×32×22ミリ)な軽量(約200グラム)設計のため、片手の操作また作業着のポケットに入れて持ち歩くことができる。
明るい4つのLED表示灯、高性能レンズ、手振れ防止機能などにより、危険場所などのあらゆる条件下においても高品質で鮮明な画像が得られる。
しかも、画像だけでなく音声も録音可能なため、現場の状況が音声記録として保存可能。また、安全場所への画像データ送信も、PTP画像伝送プロトコルにより、USBポート経由で簡単に転送でき、すべての画像には日付時間が印字されるため時系列の記録が得られる。使用周囲温度は〓20℃~〓60℃。
化学、医薬品、石油化学、製油所、石油ガス掘削プラットフォーム、炭鉱及びその他の危険なガス蒸気爆発雰囲気が発生する危険場所などで使用できる。