中国・上海新国際見本市会場で今月18日から3日間、世界が注目するelectronicaChina(第13回国際コンポーネント・システム・アプリケーション見本市)、productronicaChina(第13回国際電子部品製造技術専門見本市)が開催されるが、ジャパンパビリオンでは10社が製品やカタログを出展し、”高品質の日本製”をアピールする。SEMICONChinaも同時開催されるため、中国市場開拓に大きな期待が寄せられている。
ジャパンパビリオン(企画運営=オートメレビュー社・FAナビ)は今年7回目。今回は、昨年の2倍のスペースを確保し、中国はもとより世界から来場の開発・製造技術者や購買責任者に、日本のモノづくりから生まれた高品質製品を披露する。
今年は、国際電業がソレノイド、フットスイッチなど、シマデンが工業用温湿度制御機器など、多加良製作所が超精密半導体用金型技術、オプトエレクトロニクスの金型、設備など、高木商会がインターフェイス機器、産業用コンピュータ、ソフトウェアなど、指月電機製作所が産業用各種コンデンサ、ユニットパーツなど、WashiON共立継器がコンタクタ、各種継電器、工業用端子台などを出展、紹介する。
出展各社は「輸出元年と位置付け、現地代理店と協力しPRする場として活用する」(国際電業)、「風力・太陽光発電用、インバータ回路用のパワーエレクトロニクス市場での新規顧客を獲得する」(指月電機製作所)、「材料歩留まりの効率化、長寿命金型によるランニングコスト低減をアピール」(多加良製作所)など、中国市場開拓に意欲的。
また、カタログ出展では東洋電機、キムラ電機、サンワテクノス、テクノドライブが参加する。
electronicaChina、productronicaChinaの主催者メッセ・ミュンヘン・インターナショナルの日本代表部によると、出展企業は中国ローカル企業のほか欧米、日本、韓国、台湾その他20カ国に達し、国際見本市として定着している。今年は5万人以上の来場者が見込まれ、商談も活発に行われるという。