東洋電機製造は、豊田自動織機との合弁会社で産業用駆動制御メーカーのエレットを解散、両社間の業務提携は継続することを取締役会で決議した。両社は2010年に業務・資本提携し、産業機械向けモータ、インバータ、電気駆動システムの開発・製造・販売を目的に11年5月に合弁会社エレットを設立した。しかし、量産前の試作段階にとどまり、昨年3月期売り上げが9500万円と低調で事業を維持できるだけの売り上げが確保できないことから、両社で協議し3月末にエレットの解散を決めた。
両社の間で締結した業務・資本提携に関しては、一部を見直し、電動化技術の向上を目指した共同開発や従来の枠にとらわれない業界・分野への進出などを含む新たな形で継続する。