オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、マルチポイントでの高さ計測が可能なローコストの3D画像検査装置「3D―Eye30シリーズ」=写真=を発売した。システム価格は工事/オプションを除き最小構成で100万円から。年間国内販売目標は100台。
新製品は、同社のJFAS(ジェイファス)ブランドの製品。ワンショットで、複数ポイントの高さ情報を瞬時に獲得できる機能により、従来のX・Y軸方向と高さのZ軸を加えた3次元の計測を、より簡単・低価格で実現することができる。
カメラヘッドは、2つのCMOSセンサと、パターンプロジェクタを搭載したマルチアクティブステレオカメラを採用。
ランダムドットパターンを投影した検査対象を、2つのカメラで別角度から撮影することができ、距離測定が難しい無地のワークでも3D画像を正確に得ることができる。同カメラヘッドに加え、高さや傾斜の判定機能を備えたPC用ソフトウェアとコントローラを標準装備。
カメラ解像度は752×480画素。最小分解能モデル、標準モデル、最大広角モデルがあり、それぞれワークディスタンスは280/700/1500ミリ。視野は46×41/346×243/1700×1200ミリ。Z軸分解能0・03/0・45/4・7ミリ、XY軸分解能0・09/0・51/3・4ミリ。
同社では、食品業界での箱内定位置や定量確認、自動車部品業界でのクランプ部品の姿勢検査、カプセル薬封入検査など、様々な用途に向け、販売を行っていく。