産業用PCでトータルソリューションを提供している、アルゴシステム(大阪府堺市美原区小平尾656、TEL072―362―5067、北浦敏雄社長)は、インテルの「Atom Bay Trail Quad Core」プロセッサを搭載したハイ・バリューパフォーマンスシリーズの第1弾として、1台で制御を可能にしたオールインワンコントローラ「C―APシリーズ」を近日発売する。
C―APシリーズは、同社の長年の経験と実績で培ったノウハウに加え、インテルの高性能プロセッサ、Atom
Bay
Trail
Quad
Core
1・91GHZ搭載のマルチタッチパネル付きコントローラ。
画面は10・1インチから19インチまで7機種をラインアップ。
産業用PCベースで、国際標準規格IEC61131―3準拠のソフトウェアPLCを搭載し、従来からのPLCとプログラマブル表示器を有機的に一体化したオールインワンコントローラで、リアルタイムOS「INtime」との連携でリアルタイム性能を大幅にアップ。2万ステップ/42μsの高速処理を実現した。
CPUの演算能力は、同社のCeleronプロセッサ搭載機種の約2倍で、より高速な演算処理が可能で用途の拡大が図れ、グラフィック性能もCeleron搭載機種の約3倍で高精細な動画再生も容易に実現。消費電力は同約半分と省エネ設計である。
PLCopen準拠の位置決め/同期制御のモーション制御ソフトウェア(オプション)、OpenCV準拠の画像処理エンジン(同)、JoyWatcherSuiteベースのHMIソフトウェアを搭載。従来のPLCによる制御システムを、1台のコントローラで実現している。
高速フィールドネットワークであるEtherCATとの連携を標準搭載。センサやモータ、各種アクチュエータなどによる高速制御が可能である。
プログラミング言語はIEC61131―3に準拠した5言語をサポート。OSにWindowsEmbedded
Standard7を搭載、Windowsのソフトウェア資産も有効活用できる。
ファンレス・ディスクレスで完全スピンドルレスを実現。信頼性が高く安心設計である。