エレクトロニクス部品販売と基板アッセンブリを中心に営業展開をしているイーピーエース(埼玉県越谷市七左町3―171、TEL048―988―2421、中村直弘社長)は、恒例の「黒川想介事務所大久保善一先生と歓談する会」を、埼玉県越谷市の砂場で7日開いた。
同社の取引先、仕入れ先との懇親を深めるために毎年開催しているもので、今年で18回目。
毎回、元オムロンオンボード事業営業部長で、本紙に「混沌時代の販売情報力」を連載中の大久保善一(黒川想介)氏を講師に招いている。
今回は「不思議な国中国―中国の真の姿を知るには中世の歴史を見ればわかる―」と題して行った。世界有数の経済力をつけた中国であるが、大久保氏は「中世時代に食料の有無で人口が増減したが、急速な人口増加がいびつな中国を作ることにつながった」とし、また、「物と物とを交換する原額主義が現在のシャドーバンキングにもつながっている」などと説明した。普段のわからない日中間の考え方の違いを知るうえで参考になった。
その後は大久保氏を囲んだ懇親会で、今年1月に就任した同社の中村社長が、「今年で創業30周年になることから、(父親から)社長を引き継いだ。前社長と性格は異なるが、人と人とのつながりを大事にしたいという考えは共通している。企業は売り上げと利益を追求していくのは当然であるが、その中で人に失礼にならないようにきちんと付き合っていくことが一番大事だと思うので、これからもよろしくお願いしたい」とあいさつした。
同社中村廣徳会長の乾杯の音頭で懇親に入り、講演の続きを話題にしながら交歓を深めた。