米サウスコ社は、日本法人「サウスコ・ジャパン」(大阪市此花区島屋6―2―82、TEL06―6466―1200、杉本直之代表取締役)を昨年11月に設立し、活動を開始している。
サウスコは、様々な産業向けのロック、ラッチ、ファスナ、ヒンジ、ポジショニングテクノロジーなどの各種アクセサリーメーカー。
日本では自動車やバス、建設機械などのモニターのポジショニングヒンジコントロールが、振動でもしっかり固定できることから大手メーカーに採用されている。また、オートバイやコンピューター向けでも実績が高い。「人間工学的な感触が評価され、使用するとその良さがわかっていただける。耐久性でも評価が高い」(杉本代表取締役)という。
現在は、電気錠として小型モーターで駆動する強力な耐久性を発揮する製品や、安全柵用のロックとしてソレノイドからモーターに置き換えた製品なども浸透を進めている。
同社の製品は今まで20年以上にわたって、鍋屋バイテック(NBK)を通じて日本市場に供給されてきたが、NBKルートと並行して、日本法人はエンジニアリング力を生かしユーザーへの直販体制を敷いている。
「NBKルートとは異なる業種では販売店経由の展開も検討していきたい」(同)として、今後はまだ日本市場で開拓のできていない分野をターゲットにしていく計画。
杉本代表取締役は「日本での知名度を上げて、5年計画で売り上げを4倍に、従業員数も現在の12人を倍増できるようにがんばりたい」と、今後の展開へ意気込みを見せている。