経済産業省は、グローバル展開に実績があり、今後飛躍が期待できる「グローバルニッチトップ企業(GNT企業)100選」を初めて選定した。こうした企業の経験値を今後一般化し、GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤として示していく。
100選の選定にあたっての評価ポイントは、(1)世界シェアと利益の両立(2)独創性と自立性(3)代替リスクへの対処(4)世界シェアの持続性などで、公募により候補企業を絞り、選定評価委員会で審議し決めた。
部門別では、機械・加工部門52社、素材・化学部門20社、電気・電子部門15社、消費財・その他部門13社で、ほかに100選に準じるネクストGNT部門7社も選定した。
グローバルニッチトップ企業の企業規模別件数は、大企業6社、中堅企業25社、中小企業69社。
昨年6月に決定した「日本再興戦略」に基づき、今後はGNT企業、およびこれを目指す企業に対して支援策を行っていく。