ピルツジャパン(横浜市港北区新横浜3―17―5、TEL045―471―2281、宮川高志社長)は、プレスブレーキ用光線式安全装置「PSENvip(ピーセンビップ)」として、センサの光源に可視光LEDを採用して、販売を開始した。
PSENvipはカメラベースの保護と測定システムで、プレスの曲げ工程全体を視覚的に監視できる。投光部には人体に優しいLED式可視光線を採用するとともに、受光部には「テレセントリックレンズ」を採用して、LED光の拡散の影響が出ないように平行光のみを取り入れる設計を行うことで、レーザー光と同等以上の性能を発揮できる。
また、最大距離10メートルの投光器と受光器の間のどんな異物でも検出できる。パンチ交換後の光安器の調整も、投光部からのLED光の当たるところに受光部を合わせるだけで調整が済むため、レーザー式に比べ生産性の向上にもつながる。
保護フィールドは19×38ミリで、3つのセンサ領域でカバー。板金や曲げ角度の検出などペンディングプロセスに関連する制御データの記録もでき、液晶ディスプレイによるわかりやすいメッセージで安全性の高い操作が実現可能。応答時間は4msと高速で、振動、拡散光、干渉などにも強い。
EN12622‥2009に適合している。
また、同社の小型安全コントローラPNOZmultiやオートメーションシステムPSS4000と組み合わせて使用することができる。
特に、PSS4000FASTは、制御システムPSSuniversalに高速制御ユニットを接続することで、プレスブレーキツール用の最高速の停止時間と最短のオーバーラン距離が保証でき、生産性向上を実現する。