中央電子はラック用熱対策機器として、水冷式の「Cool
LoopⅡ」「Cool
Therm」、空冷・水冷・冷水の3方式が使える「Liebert
CRV」、空冷式の「Cool
Add」「Cool
Serve」、水冷リアドアタイプの「Knuerr
DCD」など、用途別に最適な提案ができる冷却方式を用意しているほか、関連するソリューション提案への取り組みも強めている。
このうち、Cool
LoopⅡは、熱交換器をモジュール構造にしたことで、経年使用後も熱交換器のみの交換が容易に行えるようになった。モジュール構造で熱交換器のみ交換できる方法は同社のみである。
また、ファンモータもモジュール構造のため、データセンターの熱負荷に応じて、ファンの使用数を調整でき、過剰な設備投資がなくすことができる。
さらに、データセンターのサーバー冷却方式のオープン式とクローズ式の両方に対応できる。オープン式では、補助冷却設備として室内空調設備をサポートし、クローズ式ではサーバーラックを密閉して冷気のみ循環させることで、高効率な冷却を実現できる。
同社では、ラックの未実装スペースを塞ぐブランクパネル「EZIblank」も販売している。熱気と冷気の混流を防ぎ、省エネルギー化につながる。必要なサイズに自由に分割でき、工具やねじなしで、施工・取り外しが可能。
(http://www.cec.co.jp/)